自動車保険のシステム改定

自動車保険のシステム改定

例年、自動車保険のシステムは少しずつ変わりますが、2013年10月1日に大きな改定があります。
損害保険の特性上、補償内容自体に関しては大きく変わりませんが、保険料率に関するシステムが大きく変わります。
国内損保の従来型自動車保険(「ソニー損害保険」等を除く一般的な自動車保険)の大半が同様のシステム改定を行います。
一番大きな改定内容は「事故無し係数」「事故有り係数」の新設です。
今までの自動車保険の場合、同じ等級であれば上昇する等級(保険金を請求しなかった契約)であっても下降する等級(保険金を請求した契約)であっても保険料率は一緒でしたが、2013年10月1日改定以降、「事故無し係数」「事故有り係数」の2つに別れ、当然、後者の方が高額な保険料率を設定しています。
自動車保険の特性上、直前に保険金を請求している契約は、保険金を請求していない契約に比べ、再度、保険金を請求する確率が高い傾向にある様です。
今回新設する2つの係数は、その内容を見て「保険金を請求し難くするため」と言うよりも、むしろ、「保険金を請求する確率に応じた保険料設定するため」と言った感が強くあらわれています。
次に、2013年10月1日改定以降、今までの等級システムも変わります。
まず、今までの等級システムの場合、1等級〜20等級それぞれの保険料率が等比数列的に作られていましたが、今回の改定以降、8等級〜19等級の間は保険料率が殆ど均一化する様に変わります。
即ち、今回の改定以降、全体的に等級より「事故無し係数」「事故有り係数」の影響の方が大きくなる模様です。
次に、火災・洪水・飛来物衝突等のアクシデントに伴う「等級据え置き事故」に関し、今までは保険金を請求しても等級が下降しませんでしたが、今回の改定以降、これらの保険金請求が1等級下降する様に変わります。
これらのシステム改定に伴い、等級プロテクト特約が廃止されます。
実際の所、国内損保では、等級プロテクト特約自体を軽視してゆく傾向にあって、海外損保では、2等級であっても等級プロテクト特約を付けられる所もありますが、国内損保では、等級プロテクト特約を付けられる所自体が少なくなってしまいました。
全体的な感想として、今までの自動車保険のシステムと比較して、直前の保険金請求に関して厳しくなった様な気がします。
改定内容は以上です。
これらの件に関し、次ページ以降、詳しく説明します。

Copyright (C)2016自動車保険のシステム改定.All rights reserved.