自動車保険のシステム改定

1等級下がる様に変わる等級据え置き事故

車両保険の保険金請求のうち、「等級据え置き事故」に該当する事例の請求に関しては、今までは請求しても等級が下降しませんでしたが、今回(2013年10月1日)のシステム改定以降、その様な請求に関しても、1等級下降する様に変わります。
等級据え置き事故に該当する事例とは、火災・爆発・台風・竜巻・洪水・高潮・飛来物衝突・落下物衝突・盗難・落書き・事件に該当する事例、要するに、交通事故では無く、専らアクシデントによる事例を指します。
当然、新設する「事故無し係数」「事故有り係数」に関しても、1年間事故有り係数の適用になります。
しかし、搭乗者傷害保険・人身傷害保険・弁護士費用特約等、「ノーカウント事故」に関する保険金請求に関しては、改定後も1等級下降の対象にならず、当然、事故有り係数の適用期間はありません。
これらのシステム改定に伴い、大半の自動車保険は等級プロテクト特約を廃止するため、その結果、対人保険・対物保険・車両保険は保険金を請求すれば必ず等級が下がる様に変わります。
今回のシステム改定以降、8等級〜19等級の保険料率が殆ど変わらなくなりますが、新設する「事故無し係数」「事故有り係数」の差が大きくなるため、例えアクシデントであっても、簡単に保険金を請求しない様に用心して行動する必要があります。
ぶっちゃけ、前回説明した様に免責金額を付けてしまった方が、事故有り係数適用時の保険料上昇幅が少ないため、保険金を請求しやすい様な気がします。
今回、20等級から17等級へ下降する契約の保険料率を重点的に引き上げた形ですが、この様なケースの多くは高齢者と思いますから、将来的に60歳以上不担保、70歳以上不担保が作られる可能性が高い様な気がします。
一方、7等級から8等級へ上昇する契約の保険料率が一番引き下がっていますが、これらの契約は2パターン考えられます。
1パターン目は運転免許証を受けて2年経過したケース、2パターン目は昔、運転免許証を受けているが、長い間、自家用車を持たず、2年前に自家用車を購入したケースです。
どちらの場合であっても、2年間保険金を請求しなければ8等級ですから、保険金請求暦を持っていない人は2年連続、保険金請求暦を持っている人は3年連続して保険金請求が無ければ、今後、保険金を請求する確率が下がると言う意味です。
保険金請求暦を持っている人の方が危ない予感がするため、その様な差を付けたものと思われます。

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