自動車保険のシステム改定

8等級〜19等級の間の差が大幅に縮小

今回(2013年10月1日)の改定に関し、例の「事故無し係数」「事故有り係数」ばかり話題に上ってしまって、全く話題に上らなかった件ですが、今回、もう1つの重要なポイントは、8等級〜19等級の間の保険料差が大幅に縮小した点です。
今回の改定後であっても、今までの等級システム自体、残るには残りますが、その保険料に関わる影響はぐっと小さくなって、その反面、事故無し係数と事故有り係数の差が大きくなります。
具体的な係数システムの改定内容は以下の通りです。
まず、今までの係数システムの場合、継続6等級を1.00と考え、7等級が0.93、8等級が0.87、途中省略、19等級が0.47、20等級が0.45、その係数が等比数列的に作られていました。
しかし、改定後の係数システムの場合、同様に継続6等級を1.00と考え、事故無し係数を適用する場合、7等級が0.87、8等級が0.75、途中省略、19等級が0.56、20等級が0.46、8等級までは等級上昇に伴い急激に下がりますが、その後、19等級までは殆ど下がらない形に変わります。
例え、事故有り係数の方を適用する場合であっても、7等級が0.99、8等級が0.98、途中省略、18等級が0.75、19等級が0.72、事故無し係数の方と比べ大きく上がる一方、等級が上昇しても殆ど下がらない形に変わります。
これが何を指すかと言えば、等級の影響力が下がったと言う意味です。
今回のシステム改定は、世間では改悪点だらけと言われていますが、これは明らかな改善点です。
自動車保険の特性上、1回でも対人保険・対物保険・車両保険を下ろすと等級が下降するため、保険金請求の有無によって、今までは4年後以降の保険料まで大きく変わってしまいましたが、改定後は事故有り適用期間さえ終了してしまえば、その後の保険料が殆ど変わらなくなるため、むしろ、保険金を請求しやすくなる様な気がします。
今までの自動車保険とは感覚が違いますから、戸惑わない様に注意しましょう。
注意点として、これらの係数はあくまでも従来型自動車保険(国内損保)の係数です。
マイカー共済(全労済)・自動車共済(JA共済)・ダイレクト型自動車保険(国内損保・海外損保)の場合、上記の係数と異なりますが、それらの自動車保険は、基準となる保険料自体が大幅に安値になっていますから、多少、係数を高く設定していても、従来型自動車保険より安値になる例が多い様です。

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